【Vol.10】就職活動のゴールとも言える内定って何?~企業にとっての内定とは?~
皆さん、こんにちは。マクロミル人事の金森です!
いよいよ来週には就職ナビもOPENし、就職活動も本格化しますね。
10回に渡り連載してきた就活のホンネ10のコトも、今回で最終回。
今回は皆さんが必ず目指す、「内定」について書きます!
就職活動が始まった今、内定について考えるのは遠い事のように思いますが、実はとても大事だと思っています。
皆さん、そもそも内定とはなにかご存知ですか?
企業にとって見ると、内定とは学生との約束です。
「ウチに来てくれるなら採用します!」という約束です。
この約束を破る事は基本的にありえません。
「何人か内定を出していた学生の中で、第一志望の人が承諾してくれたので、内定取り消しにします。」というのはありえないですよね?
ただし学生の実態を見ると、内定の承諾をしておいて他社を受けたり、承諾した内定先の中から第一希望に行くというような活動をしている人がいますよね。
実は「内定」というフェーズにおいては、企業は選ばれる側と言っていい、弱い存在です。
企業からラブコールを送り、来てもらう。
来てもらったとしても、入社日までに裏切られる可能性が常にあります。
もちろん、一度承諾をしたものの、心境の変化がどうしても生まれ、他社に行くような就活があっても良いと思います。
その場合にあっても学生と企業が双方に納得出来るような努力が大切だと思います。
どの企業であれ、約束を守るとか、自分の発言に責任を持つという事は基本となるものです。
事情が無い限り出来ない約束はせずに、誰に見られても恥ずかしくない決断の進め方をして欲しいと願っています。
もちろん、皆さんから言ったら「そう言わないと落とされるのではないか?」とか、「不安なので、まずは内定が欲しい」という気持ちがあるのも当然だと思っています。
だからこそ、企業は誠実に、オープンに学生の悩みに応えていくべきです。
当然、マクロミルはどこまでもそういった存在でありたいと思います。
承諾したものの、正直悩んでいる。
次が最終だけど内定が出ても決断できる自信が無い。
そんなときはまずは人事に相談してみて下さい。
結局、内定をいくつもらっても行くのは1社ですから、
納得のいく決断ができるように、一緒に相談しながら進めていきましょう!
【Vol.09】面接でよくきく質問~「あなたの弱みは何ですか?」大事な弱みなアウトプットとは?
みなさんこんにちは!人事の倉島です。
ついに来週から就職活動における広報活動の開始に伴い「就活媒体」がオープンし、より就職活動が本格的にスタートしますね!
本日は面接でよく聞かれる質問である「あなたの弱みは何ですか?」の意図について取り上げたいと思います。
「強みを聞くのはわかるけど、なぜ弱みを聞くのだろうか?」
とか
「こんな弱みを言ってしまっていいのだろうか?」
など、この質問に対しては色々な不安を持っている方も多いかもしれませんが、この質問の意図は大きく3つあります。
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■自分自身を客観視できているか
Vol.03~Vol.05で人事の黒田から、就職における自己分析で強みの見つけ方を紹介しましたが、この強みと同時に弱みもしっかりと自己分析をしているのかを見ています。
何が原因、要因で弱みとなってしまったのか、自分自身を客観視できていないと
強みはもちろん弱みも見つけることは出来ません。
■その弱みに対して克服する努力をしているか
強みというのは、「自分はこういうことならできます!」「この能力を活かせるはずです!」とアピールとなるものに対して弱みというのは自分自身のウィークポイントをさらけ出すことになります。
それを面接で言うことはマイナスになるのでは?と思われる方もいるかもしれません。たしかに、弱みをそのまま伝えるだけではマイナスになる可能性もゼロではありません。
しかし、その弱みをいかに克服するかマイナスをプラスにしようと努力してきたか(努力しているか)のほうがより重要になります。
そしてそのうえで、
■その弱みを克服できる場所かを双方で判断して行くこと
これが大事なポイントです。つまり、学生の皆さんが「ここは自分自身の強みだけれど、この部分はまだまだ弱いです、でもそこに向けてこういう努力をしています」
と強みだけでなく弱みもアウトプットしてくれた上で企業側が、「その弱みをうちであれば克服できて、成長できるはず!」と思えるかどうかです。
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Vol.07で山口が最後に「ありのままをさらけ出して、それでも採用してくれる会社」を見つけることが大切ですと伝えていますが、この「ありのまま」というのが強みだけでなく弱みでもあります。
自己分析をして、まずは自分自身がどういう人間であるかしっかりと客観視してみましょう。
その上で、今までお伝えしている、志望動機や成し遂げたいことに加え自分の弱みが何かをしっかりと考えて、軸を持って面接に臨めば怖いものはありません!
是非参考にしてみてくださいね。
次回はついに最終回です!お楽しみに!
【Vol.08】面接でよくきく質問~「志望動機」の本当の意図とは?!
みなさんこんばんは!人事の神谷です。
急に寒くなってきましたが、体調などは崩されていませんか。
これから就職活動が本格化していくと思いますので、くれぐれもお気を付けください!
さて、本日は面接でよく聞かれる質問の一つ「志望理由」の意図について取り上げたいと思います。
・なぜこの業界を志望したのですか?
・数ある企業がある中で、なぜ弊社を選んでいるのですか?
選考ステップの終盤になるにつれて必ずといっていい程聞かれる質問です。
ただこの質問は、「あなたにはどんな夢やビジョンがありますか」という質問と同じ意味を持っています。
「こう答えればいい」という正解がある訳ではなく、思考プロセスにおける“論理性”を見ています。
そのためにはまずは、「自分はなぜ、何のために働くのか?」という問に対し
意気揚々と自分の言葉で語れるまで考えて考えて考え抜くことが大事です。
「どこが自分に合っているのか、自分に向いているのか」という視点は必要ありません。現在のしかも自分だけの視点で方向性を決め付けてしまうのは、選択肢を狭めてしまうことに繋がります。
と、いうことでこの回では『志望理由の考え方=夢やビジョンの考え方』についてお伝えできればと思います。具体的な考え方については下記のとおりです。
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①自分は将来こんなことを成し遂げたい!
こんな生き方をしたい!
こんな人間になりたい! と思う理想を想像する。
※なぜそう思うのかも併せて整理をする。
↓
②そのためにどんなスキル・能力をつけたらいいのかを考える。
※たくさんあるようであれば要素をまとめたり、優先順位をつける。
※「いつまでに」という時間軸でも考える。
↓
③そういったスキル・能力が身につく環境はどういった環境かを考える。
※どういう手段(事業内容や仕事内容)でどういう人たち(社内外含め)と仕事をしていくか、や社風、働く環境など様々な切り口で考える。
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ここまで考えた上で、
「~といった経験から、御社のような■■事業を通して▲▲な社会を実現したいと思いました。」
「○○というスキルを身につけるために、御社の●●な環境や社風が自身に必要だと感じました。」
と業界や企業に結びつけて話が出来れば、
「なるほど、だからこの業界なんだな、その中でもうちの会社なんだな」
と相手を納得させることができると思いますし、更に突っ込んだ質問が来たとしても
「それは~だからです」と答えられると思います。
その結果として、「その理想をうちなら実現できるよ」と名乗りを挙げた会社から「内定」という返事が返ってくることや社会人になった後、「理想の自分に近づいているな」と実感する日々を送ることに繋がると思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
次回は倉島による「面接でよく聞かれる質問シリーズ」となります^^
お楽しみに~★
【Vol.07】~面接でよくきく【学生時代に最も力を入れたことは何ですか?】について~
こんにちは。マクロミルの山口です。
本日は、どこの会社でも必ず聞くんじゃないかという質問、
「学生時代にもっとも力を入れたことは何ですか?」
という質問の意図について、基本的な意図と本質的に大事なことについて、取り上げたいと思います。
①基本的な意図
これはズバリ、「どんな要素を持ったコトに熱中するタイプなのか?」を把握するためです。
例えば、小学校から大学までずっとサッカーを続けてきた人がいるとします。
10人いれば、10人とも熱中することができた【理由】は異なりますよね。
自分のプレーが日に日に上達すること、チームプレーで勝利に向かうこと、現時点では届かない目標に努力して向かうこと、自分が得点をとって目立つこと、、、
もちろんそれぞれ違う人間なので、同じ事実(この場合、サッカーをがんばってきた)であったとしても、当たり前のようにモチベーションの源泉も異なるはずです。
まずは、どんなことにモチベーションを感じるタイプなのかを知りたいというのが基本的な意図になります。
②本質的に大事なこと
上に記載したことも踏まえ、面接官が学生さんのこれまでの経験から見ていることの一つとして、
「その能力や価値観が社会に出た際に再現性があるかどうか」
です。
「よくお聞きになると思いますが、、、」や「あまり大した経験はしてないのですが、、、」といったことをよく聞きます。
ぶっちゃけ、経験の大小はどうでもいいと思ってたりもします。
学生時代に起業しました!などの話を聞くと、スゲーと思う人も多いのではと思いますが、それ自体にあまり価値はなく、なぜ起業したのか?どんな想いを持っていたのか?どんなつらいことがあって、それをどう乗り越えたのか?・・・
ここに自分なりの考えや想い、工夫があることが大事なのです。
まとめますが、まずは自分に自信を持ってください!周りと意味もなく比較しないでください。
これまた当たり前のことなのですが、みなさんが今までがんばってきたことを否定できるほど、面接官は偉くはないのです。
ありのままをさらけ出して、それでも採用してくれる素晴らしい会社に出会えることを祈ってます!
【Vol.06】 ~ グループワークで人事が見ているポイントとは?~
こんにちは。人事下瀬です。
今週からは"選考How to"という事で、
今日は【グループワークで人事が見ているポイント】についてお伝えします。
これから就職活動が本格化していくかと思いますが、
選考の序盤でグループワークを実施する会社は多々あります。
かく言うマクロミルも一次選考はグループワークを行う予定です。
インターンシップの選考で既にグループワークを受験された方もいると思いますが、
グループワークは一体どんな人が通過しやすいと思いますか?
"リーダーシップを発揮した人"や"発言数が多かった人"が有利ではないか?と
思われがちですが、答えはNoです!
例えば、
『"リーダーシップ"が発揮できるか』、
『初対面のメンバーと上手く"コミュニケーション"をとれるか』
『"協調性"があるか』、
『発言内容に"論理性"がみられるか』、
『一緒に働きたいと思うような"パーソナリティー"を持っているか』
このような指標で、人事はグループワークを見ています。
先述した5つのポイントのうち、1つだけが秀でている状態が理想ではなく、
全体的にバランスが取れているかどうかが重要になるのです。
グループワークって何名ぐらい通過するんですか?とよく聞かれますが、
グループ全員が当てはまる場合は、全員合格する場合ももちろんあります。
リーダーシップを発揮しているつもりでも上手くメンバーを巻き込めていなかったら逆効果ですし、また発言数が多くても発言内容に一貫性が見られなかったら、
その人の発言に対して信頼ができなくなってしまいます…
というと、なかなか難しく聞こえてしまいますよね。。
せっかくなので、
今日は皆さんに最低限気をつけていただきたいポイントを
2つお伝えしたいと思います。
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■常に【目標達成】を意識する
よく言われることですが、非常に大切です。
今回のワークは何分で何をアウトプットする事が目的なのか。
その目標を達成するために、決められた時間内で効率的に進めるには、
最初にどう役割分担をして、どのように計画を立てていけば良いか。
最初に決めていたつもりでも、ワークに熱中し始めると
目の前のことに捉われがちだと思います。
最終目標を常に頭の中にいれておく事や、
途中で改めて確認する機会を設けることをぜひ心掛けてください!
■全ての発言に意図を持たせる
マクロミルでは、「論理性」を特に重視しています。
グループワークも一つの問題解決であり、問題を解決するためには、
論理的思考能力が不可欠です。
そこで、アドバイスとしては「考える時間」を持つことをお勧めします。
お題が発表され、ワークで使う資料が配られたら、むやみに議論に入らず
まず各々で考えてみましょう。
発言は、量より質です
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これからグループワークを経験していく際には、ぜひ気をつけてみてくださいね。
そして、グループワークを終えた後は、そのままにしてしまうのではなく、毎回しっかり振り返りをし、次に活かしてもらえたらと思います!
次回は、面接でよくある質問を1つ取り上げ、その質問をする意図(ホンネ)をお伝えします♪お楽しみに!
【Vol.05】 ~自己分析その③ 「社会から求められること」~
3週に渡る自己分析Howtoコンテンツですが、いよいよラストです。
WILL(なりたい姿・やりたいこと)・CAN(できること)・MUST(求められること)の【MUST】になります。
先週、先々週と、「自分のモチベーション」「自分の強み」について記載してきましたが、ビジネスで大切なことは「相手にとって価値があること」です。
当然ですが相手にとって価値がないと、対価は支払われないですよね。
自己満足で終わらないように、更に言うとみなさんが社会から求められる人材になるために、何が必要なのか?という視点も持ってほしいと思います。
そのためには、これからの日本の人口の変遷や、グローバル化、ITの進化など、マクロな視点で考えることも大切です。(1冊くらいは未来の予測をしている本は読んだ方がいいと思います!)
が、今回は就活HowToということで、就活の中で是非やってほしいことを2つ記載します。
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■合同説明会に参加し、知らない会社に足を運んで、直接話を聞くこと
今の世の中を知らないことには、求められるものはわかりません。
そして、みなさんが知っている企業は、ほんの一部です。びっくりしますが、日本だけでも400万社もあるんですよ。
世の中にはどんな仕事があって、どういう構造で社会が動いているのか。
過去・現在はどの業界が伸びていて、未来はどうなりそうなのか。直接肌で感じる事も必要だと思っています。
是非食わず嫌いをせず、足を使って話を聞いてみてください。
■企業には、経営ビジョンを必ず聞くこと
会社説明では、その会社のビジョンを必ず「具体的に」聞いてみてください。
いつ、どれくらいの規模で実現しようとしているのか?そのビジョンを達成するために必要な人物はどんな人物か?
そうすれば、自ずと求められることが見えてくるかと思います。
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簡単ですが、以上2点は絶対やってほしいことです!
今日までお話した、WILL(なりたい姿・やりたいこと)・CAN(できること)・MUST(求められること)の3つの視点が少しでもお役に立ち、
みなさんにとって幸せな自己実現ができることを願っています!
来週からはいよいよ選考関連のHowToをお知らせします。お楽しみに~♪
【Vol.04】~自己分析その②~「強みの見つけ方」~
こんにちは、マクロミル人事の黒田です。
今回は自己分析2回目~「強みの見つけ方」~ということで
WILL(なりたい姿・やりたいこと)・CAN(できること)・MUST(求められること)の【CAN】の部分についてお話します。
それは、自分ができること=強みの考え方です。
まず、強みの考え方ですが、分解すると「スキル」と「能力」に分けられます。
※「スキル」と「能力」の定義は下記のとおりです。
・スキル…学ぶことによって得た才能(英語力/会計知識/エクセルスキル等々)
・能力…持っている才能(グループをまとめる力/計算力/人の気持ちを察する力等々)
ここの自己分析で考えてほしいのは「スキル」ではなく「能力」の方です。
そうなると、みなさんは自分の強みを理解する上で、「能力」をきちんと知らなければいけません。
ではどうやって考えるのか。
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■自分の成功体験を振り返る
その時、あなたは何をしていたのか?その時に発揮した力は、他の場面でも活かされているか?
■時間を忘れるほど没頭することを振り返る
何故そこまで没頭できるのか?(他の人には無いものかもしれない。)
■人から頼りにされること
どんな分野で、どんな理由で、あなたは人から頼りにされているのか?
(あなたは気づいていない強みを、周りの人は知っているかも。)
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上記に多くの共通点があれば、それは社会に出てからも活かされる、大切な能力だと想います。
また、少し前に紹介しましたが、Strengths Finderもオススメです。
《こちらご参考ください》
「さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう」マーカス バッキンガム (著)、ドナルド・O・クリフトン (著)、 田口 俊樹 (翻訳)
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
- 作者: マーカスバッキンガム,ドナルド・O.クリフトン,田口俊樹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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では、来週はいよいよ自己分析ラストの回となります!
お楽しみに♪